真・やる夫で学ぶ近代捕鯨史
(1)国際規制を無視し続けた戦前の捕鯨ニッポン
(2)戦後の日本の鯨肉消費の実態
(3)戦後繰り返された悪質な規制違反
(4)モラトリアム発効と「国際ピーアール」の陰謀
──その3:戦後繰り返された悪質な規制違反──
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シ | ヽ、 ヽ、\ ミ`''--、 ヽ
l ,| | \ ミ`''--、 ヽ
彡 | | _,_ ミ`''‐-、 ヽ、
// |ヘ'‐---、 | _,,,.-ー''" ヽ、 ミ `''‐-、 ヽ、
((从 |/へ---,,,| |、 ヽ、,,,_,,,.-―''''" ミ ミ
〈 ===''、-、 i ===''、フこ, ミ ミ
/  ̄ ̄ ̄ ミ ヽ
゙; ヽ、.___,.ノ/ `''‐-.-― ミ ミ
! / ミ _,,,.― ヽ、
| / ミミ | ヽ、
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'i 、___,,,.-゜ ヽ、 ミミ / lヽ
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レ ヽ、 /ヘ- `ヽ、
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ヽ|、/| ゝ、, // / `''-
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シロナガスは
捕っていい
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/ /// /―-ミ
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/ 彡彡 iiiiiiiiiiiiii|
/ 彡彡 < ・ >l
/ ( | | ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ( | | __) / ナガスの尾の身が食いたい
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/ | | L ___」 \ シロナガスの尾の身も食いたい
_ミ l ____ _ノ \____________
\ ヾ ー |
\ \ー ‐/
/ 子供にシュタイナー教育受けさせるより
/ お前さんがオージーから環境教育受けてくるにょろー!
∠二フ> '´ ̄ ̄` ー-<ヽ二ヽ あと、ニタリクジラの種名くらい覚えるにょろ! 基本だにょろっ!
'y 〃" `ヽ、 く/ ────
/ / ハ/ \ハヘ
|i │ l |リ\ /}_}ハ
|i | 从 ● ●l小N __
|i (| ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ / \ び、びっくりしたお・・
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| lくミヽ::::ヘ三|:::::/l| |',:::::ハ | (_人_) |
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N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`三ゝ _' ノ三
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こういうデタラメな文化人や政治家をいい加減根絶しない限り、日本が世界から信用されることは決してないだろう。
ちなみに、モラトリアムからしばらく経った後も、地方の鮮魚店などではパックに「白長須」と書かれた鯨肉が堂々と販売されていた。
シロナガスクジラの捕獲が全面禁止されたのは1966年(南半球では'63/'64漁期から捕獲禁止)のことである。
単なる無知の為せる業か、承知の上での表示偽装か、はたまた本当に密輸・密漁品が市場に出回っていたのか・・・・
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i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
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今回の主なソース。海賊捕鯨について前掲の『ザ・クジラ』、母船式捕鯨については『南極行の記』西脇昌治著(北泉社)、沿岸捕鯨については『日本沿岸捕鯨の興亡』近藤勲(山洋社)に、それぞれどのような形で規制違反が行われてきたかが詳細に述べられている。
「やる夫で学ぶ近代捕鯨歴史」では「日本のよかった点には一切言及されない」とあるが、規制は守って当たり前。
悪質な違反を行い、それを隠すことの重みを理解できないのは残念なこと。これまたTFEI端末らしからぬ印象操作・・
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飲酒運転やスピード違反をたびたび繰り返してたけど、たまたま警官が見てなかった(?)からバレずに済んでただけなのに、
「信号を守った!! しかも黄信号でちゃんと停車した!!(ことがある)」
と威張り散らしてゴールド免許を要求するようなもんだよなあ・・・
 ̄ シ~ /" `ヽ ヽ `'、 /
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レ!小l● ● 从 |、i|
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前のアシスタントが母船式捕鯨の違反率(体長制限・妊娠雌)を「ノルウェー2.08%、イギリス2.26%、対して日本は0.09%」としてるんだけど、実はこれには〝裏〟があるんだにょろ・・
監督官もつるんだ〝ぐるみ違反〟だったんだにょろ~~!
道理で差がありすぎるよねっ!
───南氷洋での私の仕事は、会社側の一員として鯨の測定に立合い、監視官(農林省)の目を胡麻化し、未成熟違反鯨を合格させることであった。この様な胡麻化しは全体の三分の二にも達していた。
違反は翌年も続き、エスカレートしていった。
そこに鯨がいるから捕るんだ、と砲手の声が強く、母船の職員はその尻ぬぐいに追われ、厳正であるべき監視官も事実を追認する。それが乱獲の図式である。監視官は専門家であり、未成熟鯨の判別がつかない訳がない。幼稚な胡麻化しが通るのは乱獲が官民一体であった証拠である───
(図南丸に乗船した元船員の証言『ザ・クジラ』)
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「南氷洋捕鯨史」の作者板橋氏は、鯨捕りはプロフェッショナルな紳士だからそんなことはあり得ないと「ザ・クジラ」に対して反駁しているが、むしろ新聞記者の原氏と違い、先入観に捉われ業界の裏事情まで取材しなかった板橋氏の方が日本の捕鯨の実情を知らなかったといえる。
もちろん、証言はこの1つにとどまらない。
まだGHQの管理下にあった戦後初期でさえ、監督官が目をつぶることを期待され、関係者全員の間で違反を大目に見る空気が作られていったことが、ともに日本の鯨類学の第一人者である『南極行の記』の著者:西脇氏および解説の粕谷氏の証言からもつぶさにうかがえる。
どーしよ~、また泌乳雌(※)捕っちったよ・・
(´・ω・`) (・A・u) (´へ` )
|U U| ⊂ ⊂| |U U |
u-u ⊂ ⊂ゝ (_(__)
えっ!? またかよ・・
学者(監督官) 会社 別の監督官
※ 捕獲禁止の子連れの母鯨は、乳を分泌しているかどうかで判断する。
このままじゃ母ちゃん(GHQ)に怒られちゃうよ(泣)
大目に見てよ
(´・ω・`) (・A・u) (´へ` )
|U U| ⊂ ⊂| |U U |
u-u ⊂ ⊂ゝ (_(__)
んなこと言っても
こりゃ、どう見たって乳だよ。奔ってるし・・
そんなあからさまな嘘つけないよ
それは乳じゃなくて汗
∧,,∧ ∧__∧ (\_/)
( ´゚ω゚`) ( ・A・) (´へ` )
|U U| ⊂ ⊂| |U U |
u-u ⊂ ⊂ゝ (_(__)
クジラ汗かかないよ!
あんたも一応専門家だろ(汗)
・・・
じゃあ鼻汁
∧,,∧ ∧__∧ (\_/)
( ´゚ω゚`) ( ・A・) (´へ` )
|U U| ⊂ ⊂| |U U |
u-u ⊂ ⊂ゝ (_(__)
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| ( ●)(●)
. | し (__人__)
| ` ⌒´ノ
| }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
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| |ヽ、二⌒)、 \
「まあまあ、このあたりで手を打ちましょうよ」っていう、
まさしく日本人ならではの〝阿吽の呼吸〟ってわけか・・
道理で、IWCの公式の数字が他国より低くなるわけだ。
談合公共工事のくじ引き部屋を用意する役所とか、汚染米の流通に目をつぶった地方農政事務所の職員の体質とも重なるな・・
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::::::::: !,r=〒〒ミ==ヽ/' ,,r'===ヾ-、!::/l::: ハ:::: !
::::::::. |《 i、ヒ''ィノ ゝ-‐-《 !;;.q,ノ ´/レ:: |:: i .l:::::/
ヘ::::::. | \  ̄ ノ ヘ_. ̄ /:ノ::: /!:::l !::/
. 三三l  ̄ ̄ ̄ `;  ̄ 7三三 / .i:/ /
:ハヽ:::l\ r_ァ /!::::: / /
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日本の捕鯨ではこの手の違反が常態化していたが、政府も捕鯨会社も目こぼしを要求した。
もちろん、真面目な研究者には耐えがたい話だったため、後には監督官を兼任しないケースが増えた。
戦前の「発見したクジラに無差別に発砲していた」無法状態、GHQ監督下の〝馴れ合い〟による違反隠しという体質が、戦後の早い者勝ちの過当競争下、「そこにクジラがいるから捕るんだ」というイケイケドンドンの雰囲気の中でそっくり引き継がれ、エスカレートしていったことは想像に難くない。
そして、南氷洋で操業していた大手捕鯨会社の演習場としての位置付けもあった戦後の沿岸捕鯨においても、事情は一緒だった。
海外から派遣されてきたオブザーバー(国際監視員)の目をごまかすため、あの手この手の策を弄したり・・
ささ、ホテルはこっちに ま、ま、そんな堅いこと言わずに♪
用意してますんで・・ やっぱ街中の方がいいっしょ?
田舎じゃシャワーも洋式トイレもないしさ
えっ? いや、そんな遠くじゃ
監視できないよ
__ 「::::ロ::::::」:::L ____
|l::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l\. ∧_∧ ∧,,∧ ∧_∧ |:::::::::::::::::::::::il\ コソコソ
|l::lヨ::::lヨ::::lヨ::::lヨ::|l:::::| ( ´∀`) ( ´゚ω゚`) (´∀` ) |lエlエlエlエl|:::::\ 今のうちに・・
|l::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l:El| | つ |つ |U U|((⊂|⊂ | |:::::::::::::::::::::::ilエlエ\ ∧_∧
|l::lヨ::::lヨ::::lヨ::::lヨ::|l:::::| u-u u-u u-u |lエlエlエlエl|::::::::::::: | ( )
業者 オブザーバー 業者
クジラの体長を測るとき、制限体長不足で引っかからないようにメジャーの先を袖の中に入れたり・・
∠ニニニニリ
∧∧ 175cm♪ ト |
(,,゚ー゚) ト |
~(___ノ ト |
∠フ`ン´ _`<`二ヽ ト |
. /:::::::::::::::_:::::::::::ヽヽ: ト |
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l:::::::::::l::::!l:|, 、 !:!:::|` ⌒ヽ ヽ ト |
|:::::_j:::ヽ爪 `リl:::j⌒i ヽ ト |
|: ( |:::::| ● ● トイ| l' ト |
|::: `|:::⊂⊃ 、_,_, ⊂ノ::/ j ト |
|:::::::|::::::|>, -、|j<::l::ヽ/ ト |
|::i:::::!:::::|、/ }`/∧|',:バ ト |
|::l:::::|l::::レ′ ,イ//'i| |>''' ト |
l::l:::::ハ::::!><l// ヒ彡::! ト |
. j/!:::小、::!_<公>_,ノレ┘ ト |
∨ /ヽ <ハ>r''´ ト |
/ 〃 | ト |
<__jL___.j ト |
============= ト |
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雌雄別に厳密な捕獲割当が決められていたマッコウクジラなどでは、記録上で〝性転換〟が行われたり・・
/_,、 ̄`-‐ '´ ̄ ̄<フヽ二ヽ
 ̄ シ~ /" `ヽ ヽ `'、 /
//, '/ ヽハ 、 ヽ にょろやさんはめがっさを唱えた!
〃 {_{ヽ ノリ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
(⌒ヽ|ヘ ゝ._)(⌒ヽ_j | |
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ト.l ヽィ' くヽニヽ
、ゝ丶_ _ 从、 、. |
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沿岸捕鯨には、大手による北洋母船式捕鯨を優先する水産行政によって枠を削られたという事情もあった。
いずれにしても、資源管理上設定された捕獲制限をきっちり守っていては、採算などとても取れなかったのが実情であり、数々の違反と隠蔽工作なくしては事業としての捕鯨経営は成立し得なかったのである。
そうした規制違反の隠蔽が行われる中で、マッコウクジラの後肢の生えた個体の完全な標本や矮小型ニタリクジラ(※)に関する情報など、貴重な生物学的発見が闇に葬り去られる結果となった。
後肢のあるマッコウクジラは、制限体長違反に加え泌乳鯨であったため、脂皮など証拠になる組織を除去し左右別々の肢だけの不自然な標本が残された。
矮小型ニタリクジラはやはり体長制限に引っかかる個体を捕獲していたことがバレてしまうため、長年にわたって情報が伏せられてきた。
※ 最近ニタリクジラとは別種として同定されたイーデンクジラとも別種と思われる。
j三! /三レ
ヽl lヽ、 ´’ /!:/
ヽ! j/ト- ィl/ j/
. r‐l ト、
l -┬<´ : ト -―l : `ー┬ 、 |
!|__ /.::: ::::!: l l : : l二二 ! : : : : ! ! : ト、!! `ヽヽ
〃 __|l /l ヽ|! :::: l ::l: :l !: : :! l : : : : l l: : ! /|ト、_ ノノ
l| / ヽ_ノ! ! トヘl| :::! l !: :`ヽヽ l: : : : :// :// ! `ヽ!| ! 、、
! ヽヽ ! !|ヽl__!|ノヽ ノノ / : : : // /∧ ∧ |!|\!| ! ノノ
j|_∧ l| l ヽ_ノ\ !| \l_ノ /( _j|∠ノ  ̄ /! ∧  ̄!| ̄ノ
/ ! _ノヽ、_!lノ_.. -―ヽ ヽ从/ ムヽ、!|_ ノ__ / l| /从` ー‐l|<_
__ノ´ !ヽ、_ノ__ >ー‐人ヽ、 \ ≧ !::::::::::::)\! !/ ≦‐-、! ノ
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水産庁・捕鯨業界は、こうした規制違反の数々に関して国民に正しく情報を伝えることを一切せず、マスコミはこぞって日本の鯨捕りを「伝統文化を守護する紳士的な〝聖職〟」ででもあるかのように崇め奉り、イメージを植え付けてきた。
もちろん、規制を遵守した砲手が1人もいなかったわけではないが・・
その結果、日本の捕鯨会社が規制を破ったり乱獲をしたことなどまるで一度もないかのように、多くの日本人が信じ込まされてしまったのである。
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i,i .::| :|: :: !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
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ヽヽ、:::::::::. :::.:::\i ',::\ii::! ノ
ヾ、i::::l::::l::::',:|  ̄フ!',! ィ´
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ノ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
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/ \__{ヽ、
/_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、
だが、騙されなかった人もいないわけではない。
『勇魚』などの著作で知られる作家、C・W・ニコル氏である。
ニコル氏は在日外国人にしてナチュラリストというユニークな立場から、これまで日本の捕鯨を積極的に擁護する発言を度々行い、日本の世論に対して与えた影響も非常に大きいものがあった。
沿岸捕鯨の規制違反の実態を知ったニコル氏は、自身が太地で体験した捕鯨会社の裏切り行為について、重い口を開いた。
\ ヽ从v ヽ从v
#\ / ̄フ ∧∧ ∧∧ !ニコ
\ / / ( ゚д゚) ( ゚д゚) (´w `)
##  ̄ < ⊂| ⊂ | ⊂| ⊂ | (U U )
______\ u-u u-u u-u
捕れましたかな?
太地の業者 ニコル氏
ああ、いや、ついさっき揚がったんスよ・・ ふうん・・。
さっき「今日は捕れてない」って聞いた気がするけど・・
で、何頭捕れたの?
#\ / ̄フ ∧∧ ∧∧ アタフタ !ニコ
\ / / ( ゚д゚) ( ゚д゚) 、、 (´w `)
##  ̄ < |U |ツ ⊂| |⊃ (U U )
______\ u-u u-u u-u
こ、これ1頭ッスよ ・・・・
#\ / ̄フ ∧∧ ∧∧ アタフタ !ニコ
\ / / ( ゚д゚) ( ゚д゚) 、、 (´w `)
##  ̄ < |U |ツ ⊂| |⊃ (U U )
______\ u-u u-u u-u
\ ヽ从v ヽ从v
#\ / ̄フ ∧∧ ∧∧ !ニコ
\ / / ( ゚д゚) ( ゚д゚) (´w `)
##  ̄ < ⊂| ⊂ | ⊂| ⊂ | (U U )
______\ u-u u-u u-u
じゃあ、あっちの水の中にいる2頭は
自分で泳いできたんだね
───その後、その会社と捕鯨協会に苦言を呈し、割当頭数を遵守しないと世界の世論から
取り返しのつかない結果を招くことになりますよ、と警告した。
彼らはみな、今後二度とこのようなことはないと保証した。
バカな私は彼らを信じ、今まで黙ってきた。
残念だが、自分の首を賭けて日本の捕鯨を支持するのは、これを最後にしようと思う。
敵に嘘をつくのは騎士道精神に反するが、ありえる。だが、味方に嘘をつくのは許しがたい───
(「裏切られた信頼・徒然の記」2001/10/17,東京新聞連載のエッセイ)
_,.-':::::::::::::`ヽ、
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ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ::ニ'::::l
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l ト ト. ト、ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
`ハ_|ヾ 弋弍f'ー、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'´く. 'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
rヽ 、 l三'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- :::_:ノ
ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
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,. -‐、 ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
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l. l ヽl. ..|::::/::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::|::::l.
ヽ ヽ.__ ノ | ::|:'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
` ー- 一 ヘ |::::ー-、.._:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|ヽ
7ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::|:::ヽ
/::|::|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|::::::ヽ
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違法な捕鯨に関しては、日本が触れずにすますことは決して許されない話題がもうひとつある。
海賊捕鯨───。
ここでTFEI1号端末が思いっきり端折ったシエラ号の事件について、ざっと解説しておこう。
1960年代後半から‘70年代にかけ、大西洋を中心に年間5百頭余りセミクジラからシロナガスまで、仔連れの雌だろうとお構いなく捕りまくった悪名高い国籍不明の便宜置籍船である。
船主はノルウェーの会社だが、スペイン、ソマリア、キプロス、南ア、リヒテンシュテインと船籍を次々に移し、違法操業を続けてきた。
その海賊捕鯨、裏で糸を引いていたのは他でもない日本である。
大洋漁業と日東捕鯨の元社員の日本人バイヤー4人ほどが直接船に乗り込み、鯨肉を日本の市場に流していた。
'78年だけで輸入額の合計は30億円に上るとみられる。
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IWCは密漁肉の輸入を禁止するよう日本に対して勧告したが、なんと日本側は〝契約上の信義〟を楯に禁止措置を引き伸ばした・・
要するに、シエラ号は事実上〝日本政府公認海賊〟だったと言っても過言ではない。
ワンピースで言うなら七武海みたいなもの。
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シエラ号にはまたトンナ号、ケープフィッシャー号という僚船もあった。
いずれも日本のトロール船を改造したもので、密漁の事実が発覚した後に日本側曰く「縁を切った」ハズの日本人バイヤーが再び乗船していた。
シエラ号は結局、シーシェパード(SSCS)の船に体当たりを受けて操業不能になるまで、違法なクジラの捕獲を繰り返し続けた。
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シーシェパードって、南極で日本の調査捕鯨を妨害していた過激な反捕鯨団体だお?
日本の警察がメンバーを国際指名手配したって、前にニュースでやってたお。
なんだ、〝海賊同士〟で対決してたんだなお・・・
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共同船舶社員による鯨肉横領事件については、検察は捜査を途中で打ち切る形で不起訴にした一方、GPJ職員の窃盗事件では異例の長期拘留措置をとり(国際人権団体のアムネスティも抗議した)、船舶航行に関する国際条約をかなり強引に適用してパフォーマンスの意味しかないSSCSの国際指名手配に踏み切っている。
これでは、日本の警察当局は法を恣意的に運用していると世界に受け取られても仕方がない。
そもそも、規制の意味をなくしてしまう違法な捕鯨や密輸に対し、日本政府と捕鯨業界が毅然とした対応を取らず、事実上放置してきたからこそ、過激な反捕鯨団体がヒーロー扱いを受けるようになったのだ。
※ 「実はそっくり、シーシェパードと捕鯨ニッポン」http://kkneko.sblo.jp/article/18172353.html
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最後にもうひとつ。
シエラ号事件が終幕してからも、違法な捕鯨と日本との関係は続いた。
IWC未加盟の台湾から韓国を経由する三角貿易の形で鯨肉の密輸が行われ、1980年代にはほぼ毎年のように摘発されていた。
売却資金の一部は極右や広域暴力団の手に渡っていたとみられる。
ウナギからナマコまで、水産物の密輸・密漁と日本の裏社会のつながりは広く知られているところではあるが・・
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今回の本編は以上だわさ。続いて小ネタにいくにょろ~
鯨油輸出による外貨稼ぎ目当ての戦前は肉をめがっさ捨てまくりだったし、戦後の全盛期にも、規制違反の子連れクジラの捕獲をごまかすためにそのまま投棄したり、肉のいいところだけ採って残りを捨てたり、より大きなクジラを見つけると係留していたクジラをうっちゃらかしてたことが、関係者の証言から明らかになってるわけだけど・・
モラトリアム後の調査捕鯨もめがっさアヤシイもんだにょろ~~
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肝臓など一部の組織を投棄していることは鯨研側も公にしてるにょろ。
環境保護団体の撮影した映像とか見ると、解体時には母船の舷側から大量の血液が放出されてるにょろね・・スプラッタにょろ~~(※)
調査捕鯨は第1期(JARPAⅠ)と第2期(JARPAⅡ)に分けられるんだけど、捕獲数を倍増させて〝最高級尾の身クジラ〟(ナガス)も対象に含めたJARPAⅡでは、捕った数と持ち帰ったはずの鯨肉の量との辻褄が合ってないんだにょろ。
母船と中積船の積載能力の都合や、在庫調整といった理由で、1頭当りから採取す鯨肉の歩留まりを下げて、残りは南極の海に捨てていった疑いがあるにょろ~~
さらに、共同船舶元社員の告発によれば、調査捕鯨の期間中も毎年7トン以上の鯨肉が投棄されていたんだわさ。
※ 低温の外洋にあたる南極海では分解が遅いので、一種の環境汚染であることは間違いない。
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事情は沿岸捕鯨でもやっぱり同じなのさ。
太地町では'90年代に捕ったクジラの頭や骨を洋上に届け出もなく投棄していたとして海上保安庁に摘発を受けたことがあったにょろ~
「余すとこなく利用してた」なんて嘘っぱちもいいとこだね!
イルカやゴンドウの腎臓や肝臓も専用の処理施設で処分してるんだけど(※)水俣病の原因になった重金属の水銀がめがっさ蓄積されてるもんだから、これはまあ仕方がないね。
「食べても平気だ!」って性懲りもなく叫んでる人もいるけど・・
※ 「鯨の町住民から水銀40倍」(AERA 6/16/'08)
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実は、日本の沿岸各地では、捕鯨そのものが〝海を汚す汚染源〟として漁民からめがっさ嫌われていたんだにょろ。
何しろ、昔は解体処理場から大量の血や油が垂れ流され、船や網は汚れるわ、魚は来なくなるわで、踏んだり蹴ったりだったのさ。
1907年に銚子に捕鯨会社が進出したときは、近隣の漁民が激しい抗議デモを行ってるにょろ。
1911年の青森では、捕鯨会社に対する漁民の抗議が焼討ち事件に発展して、死者まで出してるにょろ・・・
一方で、クジラは定置網に魚を追い込んでくれたり、カツオなどの魚群の居場所を教えてくれる〝恵比寿様〟として、多くの漁民から大切にされてたんだにょろ。
「殺したら祟る」と言われたり、捕鯨と無関係に建てられた供養塚もあったにょろ(前章で紹介)。
捕鯨が日本の水産業のシンボルに祀り上げられたのは、もちろん最近のことなのさ!
遠洋水産大手/捕鯨会社と、護岸工事で儲かる土建屋のことしか考えず、零細漁民をなおざりにしてきた行政の無策を覆い隠すために、水産庁が仕組んだにょろね~~
※ 『八戸浦”くじら事件”と漁民』に見る、漁民から見た捕鯨 http://togetter.com/li/837408
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※ AAはこの辺からいただいてきたニャ~
- 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww http://workingnews.blog117.fc2.com/
- (^0^)/AAだよ!全員集合 http://www.aadayo.com/
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